いちじく

シティーハンターのいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

シティーハンター(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

『シティハンター』初の日本版実写映画。

新宿で始末屋(便利屋?)をしていた冴羽獠(鈴木亮平)と槙村秀幸(安藤政信)だったが迷子の少女探し依頼を引き受けた後に槙村が殺されてしまう。
新宿内で若者がバーサーカー化して死亡する事件との関連が浮かび上がり、槙村の妹の香(森田望智)と共に秘密組織「ユニオン」の謎を追う。


フィリップ・ラショー監督版の出来が良かったので不安だったが楽しめた。フランス版はコメディ中心で所々引き締めでアクションが入るバランス。日本版は原作コミックのシナリオ・冴羽獠のキャラクター性を大事にしたバランス。どちらもしっかり『シティハンター』をしていながら、かなり印象が違って続けて鑑賞したとしても飽きなさそう。

映画の『ファブル』ぐらいのクオリティ。アクションは『ファブル』が、コメディは『シティハンター』が好き。
銃を扱う手さばきがカッコいいものの、爆弾咥えさせて水中で爆発させてるのに肉片どころか赤く染まりもしない水飛沫で拍子抜け。
闇組織に迫力と説得力が欲しい。

床板を銃撃で浮き上がらせて盾にするのカッコいい。
背後への銃の向けかたカッコいい。

お兄ちゃんが生きてるタイミングで始まって驚く。
足手まといのヒロインにイライラする感覚が懐かしい。
ちょいエロのバランスが懐かしい。

鈴木亮平さんが神谷明さんを思わせる発声してて感動する。
森田望智さんの昭和風な顔立ちは現代が舞台だと少し浮いている。演技力◎鈴木亮平さんとのバランス○
冴子のキャラクターはだいぶアレンジされてる。
ダイアナエクストラバガンザさんがチラッと出演してた。
ラストの漫画っぽいまとめ方は無理繰り感があってあまり好きじゃない。
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