たむランボー怒りの脱出

殺人に関する短いフィルムのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)
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殺人が主人公の映画。

個人的に街をフラフラ歩くだけの映画とかが好きだったりするのだが、この映画の序盤はそれにあたる。

中盤はそんな主人公が衝動的に殺人を起こす。(観客にも予期できないタイミングで)
この殺人場面は約7分にも及ぶものであり、なかなか息絶えない被害者に対して、主人公は泣きそうになりながら暴行を続ける。
こちらまで呼吸困難になりそう。

殺人の動機や誰が誰を殺したかなどは重要でなく、殺人という行為そのものにスポットライトを当てた虚無感に苛まれる映画であった。