たーきー08

死体の人のたーきー08のレビュー・感想・評価

死体の人(2022年製作の映画)
3.0
“猿楽町で会いましょう”を生み出した未完成映画予告編大賞3.5回の最優秀作品!

役者さんたちの演技がみなさん本当に素晴らしかった!
奥野瑛太さんは“グッバイ・クルエル・ワールド”や“きみの瞳が問いかけている”でヤクザのような怖いイメージが強かったけど、今作のおどおどした演技が見事。

唐田えりかさんは東出昌大さんのスキャンダルの相手だと鑑賞後まで知らなかった。そりゃ不倫はよくないのかもしれないけど、そんなん当人たちの問題であって、せっかくの素敵な女優さんを潰していいわけはない。
今作とは関係ないけど、まじで沢尻エリカさんの復帰を切望しております。もう当人にその気がないのかもしれんけど。

他の役者さんたちも素敵で、きたろうさんて昔はなぜか役者さんのイメージ皆無だったけど、露出の多さに関係なく毎回最高の仕事してらっしゃるよね

病室のシーンはさすがにグッときた、、

ただ、ストーリーがいまひとつ。
色んな要素取り入れようとして無理矢理まとめた感が否めない。
映画を作る前に予告編を作って競う、未完成映画予告編大賞の功罪。
3分以内の予告編でアピールする以上、設定はぶっ飛んでいた方が興味を引けるから、おもしろい設定が出やすいが、そればかりが先行してしまうリスクがある。
そこで飛び道具的な設定である“死体の人”と“男性の妊娠?”を打ち出してしまっていたので、それらを遵守しなければならない。
ゆえに分散してしまったのかと思ったら!
構想はだいぶ前からあって、映画のストーリーが完全に予告編大賞のものと一致しているとなると、設定に苦しめられたわけではないらしい、、
いや、だとしたらなおさら、、
男性の妊娠は全く意義はないし、病室のシーンが後にきくんだけど、その直前の流れがコミカルなものだったから、せっかくの素敵な伏線なのに気持ちがついていかなったのが残念
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