身勝手な太陽

死体の人の身勝手な太陽のネタバレレビュー・内容・結末

死体の人(2022年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

 ようやく4/15に映画館に足を運んで「死体の人」を観てきた。最後に映画館で見た映画が何だったのかも思い出せないほど遠ざかっていた(下手すると15年近いのか…)けども、「死体の人」の感動の大きさは素晴らしかった。

 そもそも「死体の人」は未完成映画予告編大賞、通称「MI-CAN」の第3.5回最優秀作品に選ばれはしたが、映画製作費は以前の三作品より1千万円減額の「2千万円(相当)… ← ※おそらく現金じゃない」となり、副賞の賞金100万円も無くなった中で作られている。

 そしてさらに問題なのが、物語の重要部分である広志と加奈が出血大サービスで奮闘した大芝居が、「MI-CAN」に出品した予告編映像の中にも含まれてたという、大き過ぎるネタバレがある(その時の加奈役は三森麻美で、広志役の俳優はわからなかった)。
 それでも、この映画の感動の芯はそこじゃなかったし、母親との死別から受け取った大切なものと、加奈との出会いから信じられないような命拾いをした広志(男)の妊娠ネタまでもが「人間万事塞翁が馬」の諺そのものだった。
 つまり妊娠検査薬陽性ネタは広志(男)でも本当にあり得る医学的事実だったりするので、男なら試してみるのも面白いかも。

 最後に、「死体の人」に関して「お蔵入り」だとか、監督の奥様が「不正受給」しただとか、唐田えりかの「バストトップが見られる」だとか、事実確認不可能な嘘八百並べ立てたマスゴミたちが切腹しますように。
 ただし、唐田えりか史上最大の肌露出度だった事(瞬間的だが)だけは間違いなく、本当に奇麗だった・・・が、血糊まみれの唐田に刃物を持たせたら迫力があり過ぎた。以前にも宮沢氷魚を刺殺してるし、「真夜中のキッス」も少しだけ心配。
 ちなみにキュートなお尻も見られます、奥野瑛太の。

【追記】
 祝、DVD発売と動画配信開始・・・なんだけども、なんだか映画館で鑑賞した記憶と、DVD&動画配信の内容のとある部分が違ってるような気がする。
 どこかと言うと、多くの男性が期待していた部分なんだけども、ちょっと過激になり、カメラワークも違ってるような・・・。
 だけどまあ、あの出会いの部分はコミカル過ぎてエロは中和されるだけなのと、後半へのフラグが複数あるのでエロだけ期待した人はご愁傷様。
 個人的にはモヤモヤしてて、映画館でもう一度観たくなった。
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