まーしー

メカニックのまーしーのレビュー・感想・評価

メカニック(2011年製作の映画)
3.5
完璧に仕事をこなす暗殺者アーサー(ジェイソン・ステイサム)のもとに、恩師の殺害指令が下る。任務遂行後、恩師の息子のスティーブ(ベン・フォスター)と知り合ったアーサーは、行動を伴にするようになるが……というクライム・アクション。

アーサー役を演じたジェイソン・ステイサムが見事にハマっていた。
冷静沈着でスマートな役柄は、『トランスポーター』に並ぶ代表的なキャラのように思う。不法侵入や暗殺の手際の良さ、瞬時かつ正確な判断、そして私情を挟まない姿勢は、まさに一流の暗殺者そのもの。
一方、バディを組むスティーブは、直情的で要領の悪さが玉にキズ。
このデコボコな二人が任務を遂行していく。

肝心のアクションシーンは見応えあり。
ステイサム作品の中でも、アクションが比較的しっかりめだった印象。
隠密行動あり、格闘あり、銃撃戦あり、大爆発ありと、ハラハラドキドキする展開が続いた。

そして、迎えるラストは痛快そのもの。これぞステイサム。爽快感を味わえる。
90年代アクションがお好きな方はぜひ。2010年代にアップデートされたアクションを楽しめることだろう。