たおぱお

きっと見つけるのたおぱおのネタバレレビュー・内容・結末

きっと見つける(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

犬のゴンカーがお利口で可愛すぎる❗
主人公と一緒にヨガをする姿とかたまらない‼️

優秀な両親に不自由なく育てられ、ちょっと頼りない主人公。

不注意から迷子になってしまった愛犬を必死に探すことで、家族の絆が生まれ、犬も見つかるハッピーエンドの物語。

親の心配もわかるし、子供が劣等感に苛まれる気持ちもわかる…。
でも、犬探しを通じて最終的にお互いを理解し合えた親子関係がとても素敵だったなぁ。

愛してるからこそ親にとっての正解を押し付ける感じから、愛してるからこそ子供を信じるという姿勢に、親が変わり、その変化を子供がしっかり感じられてたのが良かった。

長く生きている分柔軟になれるか、長く生きているからこそ頑なになるか、前者のように年齢を重ねていきたいなぁとしみじみ思った次第です。

あと印象的だったのは、主人公の親友が自分を責めて一生懸命犬を探してくれていたこと。彼の気持ちを考えると辛かったけど、責めるだけじゃなくてちゃんと行動をしてる姿がかっこよかった。

あと、こわもてのバイカーのオジさんが主人公に『自分を責めるな』という言葉をかけてくれたシーンがすごく心に残った。こういうことを他人から言葉にして言って貰えることって、救いになるなぁと。
余計なお世話かも、と思うとつい引っ込めてしまう言葉かもしれないけど、こういう言葉をかけられる人でありたいとちょっと憧れました🎵


いやー、泣けたなぁ。

愛しかない映画だった。

迷い犬のフライヤーがどんどん拡散されていって、色んな情報がどんどん入ってきて、善意で探してくれてる人に偶然出会うとか嬉しすぎるでしょ。
実話ベースと知ってさらに嬉しい気分になりました。

こういうアクシデントって、本当に些細な不注意だったり、認識の甘さとかから起こることがほとんどですよね。
もちろん、うわー。なんでそんなことしちゃったの?バカじゃん?みたいな感想を抱くこともあるとは思うけど…。

誰よりも当事者がそこを悔やんでるだろうから…自業自得だと追い討ちをかけるより、自分を責めるな!と声をかけられる人間でありたいと、バイカーのオジさんから学ばせてもらいました。
たおぱお

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