私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・のYaaZucのレビュー・感想・評価

圧倒的に美しい映像、洗練されているようで歪でもある音響。
言葉は発する人物の体に定着できず浮遊する。
それはとても心地よい体験だが、その心地良さが意味するものはむしろ人間のコミュニケーションの不可能性なのではないか。
トボトボと暗闇を歩きたくなる。
誰もいない夜の公園や真っ暗な海に行きたくなる。
この映画がどこかで自分と繋がっている様な気がして、主人公の真似事がしたくなる。
とても不思議な体験だった。
この映画がレビュー初投稿になったのが少し嬉しい。
忘れられない映画になりそう。