いかにもサブカル若者が有り難がりそうなタイトルに、詩的で良いなと思いつつ小恥ずかしいんだけど、素直に面白かった。どうでもいい会話のやり取りが自然すぎてめちゃくちゃ面白い。作品と観客の距離感が近くて、それだけで十分良かった。コンビニ前でチンピラに絡まれそうになるシーンそのものを見せ場にするのではなく、おでん投げつけてさっさと次のシーンにいく潔さとても良い（少女漫画的な展開になってたらほんと見てられなかった😂）。だからこそ“良いこと言ってる”シーンで急に冷める。「大丈夫？」のくだりとか、どれだけ唐田えりかが希として「広告業の営業が〜」と境遇話したところで、観客はみんな唐田えりか本人のことを考えずにはいられないでしょ。
