いや、続くんかーい！
パートワンとか入れといてよ。
まあでも今作だけでもしっかりと見どころがあって満足度は高いです。
開幕早々セリフで解説した信の修行の件をナレーションで再解説し始めたOPの時点で今作に対する期待値はかなり低くなっていました。
BGMが大きすぎてナレーションが聞こえにくにい。
というか全体的にBGMの音量のバランスがおかしい気がします。
しかもそこから軍議や回想シーンが始まるので序盤は退屈でした。
OPでアクションシーンを1発挟んで欲しかったですね。
しかし戦争が始まると一気に盛り上がります。
前作と比べてしっかりと戦術を画として見せてくれるのも好印象。
まあ戦術を見せても最後は根性で乗り切りますが、そこは少年漫画なので無問題。
大将をやられたら何で全兵が無力化するねん。光栄のゲームか。というツッコミはあるんですが、もうちょっと誤魔化すというか上手く処理してほしくはありました。
今作の最大のキモはそのキャスティングの妙です。
すごく漫画的なキャラも納得のキャスティングを続けてきた今シリーズですが今作も素晴らしい。
秦の面々も素晴らしいですが、趙の将軍に山本耕史、山田裕貴、片岡愛之助という豪華すぎる布陣とハマりっぷりが素晴らしいです。
しかしそれにも増して素晴らしいのが飛信隊の面子。
前作まででもいい面構えした奴らばかりで素晴らしいのですが今作では更にやべきょうすけと佳久創らが参戦。
いやほんと今作のキャスティングは有能。
「キングオージャー」や「聖域 サンクチュアリ」での活躍も記憶に新しい佳久創には今後も期待ですね。
そして原作ファンが1番懸念していた2人のキャスティングも良かった。
李牧が小栗旬なのは結構予想されていましたしイメージ通りなのですが、びっくりしたのは龐涓が吉川晃司だった事。
あんな漫画チックなキャラをどう実写化するねんと思っていましたが、吉川晃司のオーラと顔面力と雰囲気で乗り切るという荒技には素直に脱帽ですよ。
3作ともに言えますが全く合っていないEDテーマはお約束なんでしょうか。
曲は良いんですが。
原作は読まなくなって結構経ちますが戦国七雄の一国も未だ滅ぼしていないという話を聞いてコレは完結しないなと確信しましたね。
「スパイダーバース」に「ミッションインポッシブル」「ワイスピ」と完結したまま年を越さないといけないハリウッド映画はストライキで大幅延期しそうなので今作は何とか早く続きが見たいですね。
