シャオルデス

キングダム 運命の炎のシャオルデスのレビュー・感想・評価

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
4.2
前日にキングダム2を見直してから劇場へ。
原作を読んでいないですが、キングダム1からのファンです。そして、歴史が好きな私にとっては、それだけで大好物なのですが、スケールの大きさと俳優陣の気合いのおかげで、グッとストーリーに入り込めるのがイイです。

ネタバレあり

王騎将軍が「何故中華統一を目指すのか」の問いに嬴政が答えるストーリーは、嬴政の過去が明らかとなる「紫夏(しか)編」です。「紫夏編」で強い印象を放つのは、やはり闇商人の杏さんです。彼女の力強さと思いやりが、中華の王となっていく嬴政の精神的な支柱となる流れに説得力を与えています。紫夏が、「死なせない!」と叫ぶシーン。涙で顔がぐちゃぐちゃに。戦争の話は、いっぱい人が殺されて命が軽く描かれる気持ちになるので、少し描かれ方は難しいなぁと感じます。

後半は、戦闘シーン。迫力があって戦術もわかりやすく、原作を読んでみたいなと思いました。キョウカイさん、更にパワーアップしてました!

それから、そもそもの疑問なのですが、秦の始皇帝って史実だと暴君だと言われています。もちろん、昔すぎて本当のことはわからないのではないかなと思いますが、私はこの時代の中国の歴史が好きなので、フィクション、ノンフィクション楽しめたらイイです。

存在感のある王騎将軍、龐煖との因縁はまた次回です。吉川晃司さんか。イメージピッタリです。今からすごく楽しみです。