アオヤギケンジ

キングダム 運命の炎のアオヤギケンジのレビュー・感想・評価

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
4.0
エンタメ邦画オールスターみたいな映画。
今作は特に政(吉沢亮)の心理描写が多く、前半はほとんどそこに時間が割かれていたためか、個人的にはもっとアクション多めでも良いのになと思いました。2のときも感じたのですが、1vs1ではなく多数vs多数の戦いが多い中で迫力を出すための工夫が前作よりは見られたと思うのですが、それでもことアクションに限って言えば前作、前々作の方が良かったなと思える内容でした。個人的に感じたその原因は「魅せるアクション」をほぼ1人で担っている清野菜名のアクション場面が少なかったことが挙げられるんじゃないかと思いました。2で魅せた清野菜名のアクションがあるからこそ、他の人間の戦い方の違いが際立ったし、そこから派生して面白みを感じるシーンは多くあったように思います。
登場人物がガンガン増えてくるのでどうしても一人一人のアクションに時間は割けないとも思うのですが、やはり人による戦い方の違いはもっと明確に出しても良かったんじゃないかと思いました。