鹿

キングダム 運命の炎の鹿のネタバレレビュー・内容・結末

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

王騎(フレンチスリーブ)たかおのアイドル化!ガタイがいいので相対的にちっちゃく見えるお手てを挙げて、「全軍、前進」。みんな、「うおぉーー!!」と奮い立っていましたが、鹿としては、「キャァーー!!」と黄色い歓声を上げたいところでした。ダメだぞ、応援上映じゃないんだ!
しかし、この実写化の成功はなんなんだ!?数々の不安要素(マンガの実写化、中国の歴史物を日本人が演る、等々)を乗り越えた熱量はなんなんだ!?そのなかには、「大沢たかおにあれだけやられちゃあ俺らも死ぬ気でやるしかない!コスプレ映画って言わせんな!大沢さんに恥をかかせるなよ!!」「うおぉーー!!」みたいな決意があったのではないだろうか。そして、信!今までこれほどまでに、まったく成長せず小物のままでどうでもいい主人公がいただろうか!?しかし、そうしているからこそ、周りの人物に焦点を合わせやすくなって、いいバランスを保っているのだ!だんだん、山﨑賢人が自分の役割を理解しつくした素晴らしい俳優に思えてきた!「オレ、こんなにアクションがんばってるのになんで馬に乗ってるだけの奴らに全部持ってかれるんだよ~」なんて腐ることはない!そんな人たちを輝かせているのは君なんだから!!
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