Charlie

キングダム 運命の炎のCharlieのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

初回の「キングダム」はそれ一本で映画として成り立っていて面白く、2の「遥かなる大地へ」になると少し「続きもの」感が強まって初回より退屈しました。
今回の「運命の炎」ではもはや堂々と「続きもの」になっていて、最後に「つづく」と出そうな勢いでしたが、2よりは面白かったように思います。

今回の物語の主軸は2つで、1つは嬴政が過去にどのような経験を経たことによって、今 国を統一しようとしているのかを描いたエピソード。もう1つは信の率いる隊が名前をもらい、敵の中でもそれなりの地位にある将の首を取ったことで、少しずつ信の名前が中華全土に広がるかもよ、というところまでの活躍を描いたエピソード。
王騎の因縁の相手みたいなものも少し触れられはするけれど、それはこの後の映画で描かれるようです。

しかし、今回のは特に「漫画だなぁ」と思ってしまう感じは否めないです。100人しかいない隊で、何人も死んだ後にその半分だけで敵将の所まで主要キャラが死ぬこともなく、信がたどり着くなんて、そんなバカな。

まあ、それでも今回は「遥かなる大地へ」よりはそれぞれのキャラの物語に動きがあったので、面白く観られました。

しかし、こんなふうに続いていくと、休まずに撮影していかないと俳優さんが歳を取るよね、と変な心配をしました。
歳の重ね方が物語の進行にうまく重なれば壮大な歴史物になると思いますが。

とにかく次も楽しみです。
Charlie

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