眠くなりそうだったので4DX鑑賞。眠い時は4DXに限る。うとうとしていてもすぐに叩き起こされる！笑
でも、4DXの演出的には普通だったかな。前作「ゴジラvsコング」が凄すぎた。
さて、「ゴジラ-1.0」がまだ上映しているのにやって来た新作「ゴジラ」。これはゴジラファンにはたまらないところ。
とは言え、ゴジラファン目線で見ると、前作もそうだったがどうもコングの方が存在感が大きいのが不満な所。
確かにゴジラも活躍はするけど、コングの方にはちゃんとドラマがあって、コングが新たな敵や仲間と遭遇して色々変化を迎えている。
一方のゴジラはとにかくストイックにただ暴れているだけに過ぎない。
しかも、今作のゴジラはアクロバティックな動きを見せており、キャッチコピーの通り"一線を越える"し"常識が変わる"のでこれは賛否両論が巻き起こるに違いないだろう。
もう完全に怪獣プロレスに徹していて、普段は見せない動きを笑いながら見るというイロモノ的なスタンスになってしまっていて駄目。
本作ならではの良かった点としては前作あれだけいがみ合っていたゴジラとコングが共闘するという点だろう。
しかし、ここにも不満な点はあり、せっかく共闘するのに相対する敵がそこまで強くないし、悪役としての魅力にも欠ける圧倒的な小物感だ。従えている怪獣も強いんだかよくわからない。なので全然ハラハラしないしアツくならない。
モスラも登場していたが、あんまり必要なかったような。
とにかく薄い人間ドラマをなんとか組み込むために無理矢理絡ませました感が強くていまいちだったな。
「ゴジラ-1.0」は人間ドラマと怪獣が見事に絡み合った作品だったが、本作はその対極であり、ストーリーはあまりどうでもよくて怪獣のバトルをひたすら楽しみたいという向きにはオススメできるだろう。
