「あれ、猿の惑星観に来たんだっけ?」
アダムウィンガード監督がTwitterで悪気もなくネタバレをしてしまった「ゴジラvsコング」から3年。恥ずかしながら私、続編が出る事を知ったのがわずか3ヶ月前くらい…「続編出るの早い!」と胸躍らせましたが、もう情報は入れないでおこう。またネタバレくらうの嫌だし…と思い劇場に足を運んだわけですが、特にこれといったサプライズ的なものは無かったです…
レジェンダリーが大連万達に買収されてちょっと経った頃、モンスターバースに「パシフィックリム」が合流する可能性があるという噂が流れました。結果それは未だに実現はしていませんが、本作を観るとその可能性が自分の中で強くなりましたね〜😊
変にファンタジー色が強くなってる!
地底世界とか謎の種族とか、不思議な力とか太古の予言とか…衝撃を受けたギャレス版ゴジラからかなり人間味を増したゴジラさん。一言も人語を喋らないのに会話の内容がめっちゃ伝わってくるコング(ここは普通に凄い!)コングとゴジラで「行くぞ!」という何らかの手段で会話でチームプレイはばっちりだし、まあとにかくコングもゴジラもめっちゃ早く動くんです。
走るゴジラが駄目っていう人けっこういますね!私は前のレビューで言ったんですがハリウッドゴジラ推しなのでそこは問題なしです。あれだけの巨体があの速度で街を駆け回ったら壊滅規模はあれだけでは済まないし、地盤沈下を起こして足取られまくりだと思います。が、走るゴジラコングは良い!
もうこれは本田猪四郎から独り歩きした別物。サイエンスパニックではなくファンタジーパニックになってしまいました。
ファンタジー。つまり何でもありなんです。MCUがマルチバースで何でもありを作り出したんですからモンスターバースは違う方法でやったれ!との方向性が見えてきた気がしました。このファンタジーの中なら、KAIJUとかイェーガーが出てきても全く違和感ありません!
と、期待は膨らむんですが…
この映画、前作に比べるとあまり面白くなかったなぁ😨冒頭にも書きましたが、コングパートが多すぎて猿の惑星なんですよね。何かシリーズものとしてはスピンオフでやれば良いのに…というくらい本作はコングが主役でした。
最初の1時間くらいは説明と、説明してないのに勝手に流れるストーリー。正直これで終わったら駄作でした。もしかしてドラマの「モナーク」観てたら分かるのかな?ドラマありきのMCU商法はやめてください🫸
と、言いつつも、ラストバトルのスピード感、映像美、重厚感は凄まじく。ラスト30分は口をあんぐりあけて息してたかどうかも忘れました。それくらいハイクオリティです。監督も前作と作り方を変えていて、本作はコングのキャラが立った事を良い事に、ギャグテイストな動きをさせてましたね。
実は私この監督のあまり映画好きじゃんですよ💦(日本が誇る「Death Note」をあんな駄作にした罪は深い…)
なので続編作るなら別の監督にしてほしいなぁと思うんですが…
本作、ダラダラと観て眠気が来る頃には最高のラストバトルが用意されています😊