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ゴジラxコング 新たなる帝国のMrOwlのレビュー・感想・評価

4.2
『ゴジラ』と『キングコング』のリブート映画『ゴジラvsコング』の続編で、モンスター・ヴァースの第5作に当たります。監督のアダム・ウィンガード監督や脚本のテリー・ロッシオ、キャストのレベッカ・ホール(アイリーン・アンドリューズ博士/モナーク研究所)、
ブライアン・タイリー・ヘンリー(バーニー・ヘイズ/陰謀論者(笑))、カイリー・ホットル(ジア/イーウィス族の少女)は前作から続投してます。
ゴジラ側のラインでメインキャストだったマーク・ラッセル(演-カイル・チャンドラー)とマディソン(演-ミリー・ボビー・ブラウン)の父娘コンビは今回は出ていません。
マディソンちゃん好きだったんで、少し残念ですが、今回のストーリー展開を考えると、キャラクター数を制限することは効果があるので致し方ないかと納得しています。
マディソンと気が合う、バーニーはちゃんと出てます。演じるブライアン・タイリー・ヘンリーはほんと演技が上手いですね。ブライアンはエターナルズやブレット・トレインにも出ていますので、見たことある方も多い俳優さんだと思います。
ゴジラ-1.0もアカデミー賞を受賞し、ゴジラの人気は世界に轟いていますが、ゴジラ-1.0と比較はしない方が良いかと。
本作はゴジラとコングのダブル主演ではありますが、どちらかというと、コング側にフォーカスされています。コングとジアの物語としてみるとしっくりくると思います。
でもゴジラもちゃんと活躍するので、ご安心ください笑。あとゴジラシリーズに欠かせない、モスラも今回はかなりの存在感でした。
地球表面と別に、地下にも未知の世界が広がっており、モナークは地底世界も調査を進めています。
重力が反転する様子や巨大な怪獣、生物が闊歩する様子はスケールが大きく感じられるように演出されており、ドデカイ怪獣達が暴れる迫力が感じられる演出が良かったです。
詳細は劇場で観て頂きたいのですが、ゴジラがとある場所を気に入っている様子など、ちょっとクスっとくるような演出も良かったです。
日本のゴジラシリーズでもあったように、徐々に怪獣達を理解できてくると、怪獣達に好意的になり、
演出としてもゴジラやコングがやや人間臭い表情や仕草をし始める(怪獣達が人間的な性格を持ち始める)のは怪獣映画の宿命なのかもしれませんね笑。
先述したとおり、ゴジラ-1.0と比べてどうかというよりも、前作のゴジラ-vsコングと比べて、どうか、という見方が良いかなと思いますし、個人的にはスケールの大きさを感じさせる演出や展開、重力反転を感じるようなカメラワークなど映像的にも楽しめますした。更に、ゴジラとコングの派手な暴れっぷりも楽しめましたので、エンターテインメント作品としては良作だと思います。音響の良いスクリーンで見ると、より迫力を感じられるかも。とにかく、咆哮が多いので笑。
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