せっ

ゴジラxコング 新たなる帝国のせっのレビュー・感想・評価

4.2

地底世界で氷の光線を吐く怪獣を手なずけコングたちを支配する憎きチンパンジーをゴジラとコングが一緒に倒す話。

このコングゴジラシリーズは、怪獣達が何か会話してる様子を心の中でアテレコして見るのが結構楽しかったりするので、今回は半分ぐらい怪獣達の交流で沢山アテレコできて楽しかった。1番楽しかったのは、コングがゴジラ呼ぶのに相当苦労してるところに、モスラの説得により簡単に従属するシーン。「ほら、あなたいつもそうやって人の話聞かずに大暴れするんだから、そんな争ってる場合じゃないのよ、私に従いなさい♡」みたいに言われてたんだろうなぁ(笑)怪獣界も女性に男性が手なずけられるのは同じなのか。

怪獣達のプロレスはもう十分すぎるぐらいで大満足なんだけど、それだけでなく、鬱屈とした毎日を送るコングがミニコングと出会い擬似親子になっていくほっこりエピソードもあり、巨悪チンパンジー帝国のシーンでは猿語だけなのにしっかりストーリーがあって理解出来るので、途中『猿の惑星』を見に来たかと思うぐらいだった。ミニコング、最初の出会いでコングに武器にされてたのは笑った。攻撃してきたとはいえ、なかなかの幼児虐待の構図。

怪獣たちの交流が増えるにつれ、人間のシーンが全然いらなく感じるのはちょっと問題が。人間のシーン、ほぼ技術の説明の訳わかんないこと喋ってるだけだし。怪獣たちの単純な脳死シーンとのギャップがありすぎて。

それにしても、モスラって普通に蛾なのになんで可愛く見えるんだろう。
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