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ゴジラxコング 新たなる帝国のvdkdのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

正直、ハイハイ良いジャンで流す類の作品になってるだろうと舐めて観に行ったけどストレートに感動。

全てが灯台下暗シックスな発想に溢れつつも、娯楽作品において何よりも大事な「テンションキープ」をしっかりやり切った快作だと思う。

スカーキングとその一味はマイケルクライトンの「コンゴ」。アイリーンとジアはスーちゃんと小高恵美。アイリーンとトラッパーは小高恵美と橋爪淳。みたいな制作サイドが意識をしたかしてないかはさておき、川北ゴジラを観ながらハリウッド映画を観てきた90sキッズの心鷲掴みなエッセンスが散りばめられているのが最高。

制作サイドもファンダムもクソ真面目に初ゴジアゲインを目指しつつ、ネットミームみたいな「絶望ゴジラ」とかいう標語に呪われ、いつの間にか怪獣後進国に成り下がりつつある日本人はこれをどう観るのか。多くの人が「IPとしてのゴジラの多様化」「こういうのでいいんだよ」「B級映画の傑作」みたいな表現をすると思うけど正直この作品の中に宿ってるイズムこそ怪獣映画のスタンダードだと思う。ホントに。厳しいって。ないって。根暗ヲタが中二病ポーズでカッコつけてる場合じゃないよ。※怪獣危機感ニキ

川北大先生がご存命だったら苦笑いで「いや〜困っちゃうよなぁ。」と拍手されると思う。
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