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ゴジラxコング 新たなる帝国のspitfireのレビュー・感想・評価

3.7
春の大型連休はゴジラ-1.0とゴジコン2が同時に上映される異常事態。GWとは即ちゴジラがダブルということだったのですね。目出度い限りではありますが、神木隆之介と浜辺美波を見に来た人が間違えてこれを見たりしないかはちょっと心配。

前作に引き続き今回も怪獣プロレス路線です。偽りの王スカーキングを討つべく、ゴジラとコングが再び手を携えてタッグマッチへ挑みます。
戦いっぷりはどれも壮絶でいずれ劣らぬ盛り上がり。CGゴリゴリのものをノリノリで作れるアメリカとレジェンダリーの資本パワーを感じます。無重力の戦闘シーンはとても新鮮味があり、怪獣バトルのさらなる可能性を信じさせるに足るものでした。

ゴジラ映画のドラマパートの作劇にアレコレ言うのは野暮なのですが、今回も分かりやすい割にクセ強でした。地上パートが相当乱暴で、ただ地底に入ってからは冒険テイストで却って安心感がありました。ところであの二人の距離感がやばいんだけど、デキてるの?
また本編かなりの尺をコング達によるドラマパートに裂きましたが、これも何を見せられてるんだ感が強め。あのシャワーシーンは何?サービスなの?

総じてアトラクション力が強く、一方で深く考えたら負けの一本。脳をスッカラカンにするというか、魂をキッズに帰す必要性を感じました。4DXとの相性はすごく良さそうです。
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