ゴジラxコング 新たなる帝国のしんたのレビュー・感想・評価

怪獣映画を観る楽しさと言えば小難しい話でもましてや人間ドラマが観たいからでもない。デカブツ同士の格闘、滅ぼされる街が観たいから、である。
本作はまさにそれで、昭和の特撮路線にあったノリと勢いが前面に出ている。
ところどころ、「これ、どうなの？」というところもあるが、勢いで走る前にはそんなツッコミは野暮(それでも気になる事は気になるが)、昭和ゴジラにあったパワフルさとコミカルさを楽しめばいい。
娯楽に振り切った怪獣映画の快作である。