ゴジラ＆コングの全力疾走を披露した予告映像に全世界が阿鼻叫喚、熱狂、侮辱、失笑と映画ファン達を騒がす中腹抱えて爆笑してた側としては楽しみにしていた一作。
人間達は大方解説役、この存在感の薄さはモンスターを見に来ている人達向けとしてはむしろ功を奏しているストーリー展開。故に自分みたいなシリーズ全然追ってない人でも本作から見てもどこまで迷子にならないぐらい。その点補強するのは「モンスター達のボディランゲージ」にありまして、モンスター達は全く言葉喋らないわけなんですけど何考えているか伝わってくる身振り表情の豊かさ。「てめえ喧嘩売ってんだろ？」「お前も食えよ〜」「喧嘩しないで…」とか脳内アテレコできちゃうくらいに言葉無くても分かる状況。なんなら人間不要、「人間の言語」すら全く無くしても問題ないと思えるモンスター達の動作の作り込みが良いです。人間達が何やかんやサポートして戦況が好転するというところもあるので程よい脇役ではあります。
彼ら（ゴジコン）の過去作全然観てないけど、武器で闘うんや…とか日常はおっさんとあんま変わんねえなとか身体の柔軟やばいなとか色々勝手に思い込んでいた偏見をぶち壊された点に関しては「常識を変えられた」感じ。てかやっぱ走ってる姿とコングが右手突き上げてるシーンが最高すぎるしブラジルがめっちゃ可哀想と思いました。
