このレビューはネタバレを含みます
うーむ、このテの作品のストーリーにツッコミを入れるのは野暮だと思いますが、正直話のご都合感がかなり気になってしまった作品でした。
ストリー
前半、中盤、後半とわりかししっかり分かれてると思います。
前半の『地下世界の謎信号は何だ！？』を探る部分は中々好み！『あのゴジラが力をチャージしなければならない程の脅威とは何か！？』とくれば、何が出てくるか嫌でも気になります！
中盤以降…敵ボスは痩せっぽちのコングということが判明し、テンションは正直結構ダウン…ペット付きですがうーん…絶対ペットの方が強いというか、邪悪コングは昔物量で勝ったんやろなと…あまりにボス感が無くかつ周囲にコングが多い…。
終盤は話的にも、髑髏島の少女が来たのは必然とか、モスラは念か何かで出来てるのかとか、重力作戦は成功か失敗か分からないとか...色々気になってしまった。
バトル
これは当然悪くないです、特にラストのゴジラとコングの共闘そのものは！
でもバトルより、あまりにも色々破壊しすぎな部分が気になった...まあそういうモンというか、むしろそういうのがやりたかったみたいですが、もう少し手心というか…避難とか欲しい…。
しかしやっぱり、地上バトルは中々良かった！イチイチペットに指図する悪コングに、ペットの冷凍ビームからコナゴナ破壊！！せめてちょいデカくなって出直してきてくれ～！！いや…やっぱもういいやあのコングは…。
モナークの存在
ストーリーにも関係するのですが、正直変なノイズに感じるレベルで言ってることとやってることが変。ゴジラも滅茶苦茶地上破壊してるけど、この組織はどういう立場なんだろ？キングオブモンスターズでゴジラはバランサーみたいに言ってたけど、それをそのまま踏襲してるのかな？
そのワリに「ここにゴジラ来たらどうしよ？」「そんなん逃げるしかねえだろ！！」って…うーん、いてもいなくてもいい気がしますが、出すんならもう少し立ち位置は考えた方が良いのではないでしょうか？
劇場の迫力ある画面で観たので、そこそこ加点が付いて及第点となっている感覚です。結構期待していたので、うーんという印象がぬぐえない作品となりました…未開地域がいくらでもあるからまだまだやれそうですが…うーむ。
