サンタ

ゴジラxコング 新たなる帝国のサンタのレビュー・感想・評価

3.6
「ゴジラxコング 新たなる帝国」
原題「Godzilla x Kong: The New Empire」

“殺し合うほど仲が良い。”

「ゴジラ」シリーズ70周年。
「モンスター・ヴァース」10周年。
記念すべき作品は何とゴジラとコングが遂に共闘するといった物語に。
オープニングは前作と似ていて、コングのモーニングルーティンからはじまる。
このモーニングルーティンで短編映画が見てみたいです(笑)
そして、明るい音楽ではじまるかと思いきや、コングの表情は悲しい模様😔
前作で地下空洞(故郷)に行ったけれど、家族も仲間も見つからず。
一方で、ゴジラは目を覚ます。
急に現れては暴れ回るし、コロッセオに寝泊まりするし、(イタリア🇮🇹の人、対応が大変そう(-。-))でも何かに反応して、世界中に出現する。
そこに、救世主の登場。
前作もそうですが、もはやチート能力を持っているジアが前作以上の活躍っぷり。
最初は「ゴジラvsコング」のメカゴジラを操ってた小栗旬さんの様に、何かに憑依されている感じなのですが、やっぱりコング関係になると最強に。
あのピラミッドの場面とか、何か色々とすごい場面が出てくるけど、これあのジアがいなかったら絶対無理じゃんと思えるレベル(´⊙ω⊙`)
新たなる帝国はジアが手にするのか。
他にも登場人物・タイタンが最高でした。
まずは人物から。
前作から再登場、ポッドキャストの陰謀男のバーニーと今作が初登場のモナーク専属の獣医であるトラッパーのコンビが最高!
他の登場人物がやや暗めなので、この2人が会話する場面で明るく和みますね😉
トラッパーはいい事言うし、大事な時に役立つし、バーニーもすぐ先住民と仲良く溶け込むし、次回作もこの2人は再登場してほしい✨
次にタイタンたち。
暴れん坊のゴジラに、人間味溢れるコング、ゴジラの姐さんのモスラ、頭脳派のスカーキング、氷タイプのシーモなど各々性格や態度が違っていて、タイタンだけでひとつの物語が作れるほどの個性抜群のキャラクターたちでした!
最後に、楽しさ・勢いに振り切るまで振り切った今作「ゴジラxコング 新たなる帝国」。
物語も最小限で、ひたすらアクションシーンが続いていく。世界中に飛び回って、その場でラウンド戦の如く展開される。更に今作はゴジラvsコングではなくゴジラ×コングになる感じ、最近の「RRR」や「ワイルドスピード」シリーズを見ている気分になりました(๑˃̵ᴗ˂̵)
しかし、ゴジラもコングも個性があるといいましたが、あまりにも過剰すぎて、少々リアリティに欠けるかなと思いました。
まあ怪獣映画にリアリティを求めたら元もこうもないですが(笑)
でもアクションシーンは楽しめたので、良かったのかなと🤔
今作の監督であるアダム・ウィンガードさんは既に『vs』と『x』に次ぐトリロジー計画の構想を練っており、内容は今作のコングがやっていたことのゴジラ版になると語っているので、次回作はゴジラがメインの作品になるのではないでしょうか。
となると次の敵は今以上に強くないといけないし、次は何色になるのか楽しみです!
怪獣映画が好きな方や、「ゴジラvsコング」が好きな方、アクション映画が好きな方はおすすめ‼️

〜あらすじ〜
怪獣と人類が共生していく中、未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知する。やがてゴジラの「地上世界」とコングの「地下空洞」が交錯、ついに出現した未知なる脅威とゴジラ、コング、そして人類は対峙するが...。

2024-07🦍

やっぱりゴジラの恐怖を描けるのは日本しかないのか。
シン・ゴジラとかマイナスワン・ゴジラってどれくらい強いんだろう。
サンタ

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