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ゴジラxコング 新たなる帝国のkirioのレビュー・感想・評価

3.6
前作に続きやっぱり「コング&ゴジラ」くらいの割合だが、前より少し落ち着いた印象で悪くない
人間キャラクターにも少し馴染み、その動向を追えるくらいの安定感に収まる

監督の趣向は60's末期〜70'sのコメディチックなゴジラがお好みらしい
確かにそれっぽいチープなアイテムはそろってきている気はする
もとより悪役モンスターと怪獣プロレス+ちょっとの人間パートみたいな、TV特撮世代のゴジラのイメージソース
そのハリウッド解釈は「ワイルドスピード」系のヤンキー映画か、なるほど、と
オラオラなキャラクターの世界観なら、見えも切るし、アツい展開もあるので楽しめた

逆にタイトルマッチの意味合いが薄いので、劇中のバトルとのギャップにそれほど、がっかりしなかったところもある

それはそいうものとして、コング・ゴジラ=完全に人間のスーパーヒーローになってきてるのはちょっと歯がゆい(過去の日本版もそうだが)
やっぱり怪獣のスケール感、人間とは異なる次元の生物感は残して良い魅力だろう
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