モンスターユニバースの5作目。前回のゴジvsコンがかなりガッカリさせられたので、その意味では今作は、まぁ合格点だ。
物語はコングを中心に廻る。地下世界の住むことになったコングが、遂に同族と遭遇。だが地下のコング一族を暴力で支配するスカーキングと対立することとなる。
スカーキングは地球に氷河期をもたらしたというシーモなる怪獣も飼っている。
今作のラスボスがスカーキングなのだが、確かに小悪党で正直言って敵としてはキャラが弱い。
だが彼奴の顔を見てくれ。吉田義男にそっくりじゃ無いか！（笑）だとしたら小悪党なのも道理だぜ！
そんなスカーキングをコングはミニコングを仲間に、更にゴジラと共闘することで倒す…という展開だ。
そしてゴジラだ。類人猿のコングは感情表現がしやすく物語の主人公に向いているが、逆にゴジラに関してはどうしても擬人化しすぎると昭和ゴジラの様な可愛らしさが出てしまう。ましてや劇中最強クラスのチートキャラだ。
ゴジラの立ち位置としては、やっぱり物語にし辛いキャラクターなんだよね。
まぁ、コロッセウムで寝る猫ゴジラは可愛くて良かったが。
そして人間側のドラマだ、
主人公はモナークの女性学者。彼女が育てている髑髏島の生き残りの少女。更に怪獣獣医師のハリキリ男。そして女学者が協力を求めた黒人の配信オタク。パイロットの軍人の5人で、地下に起きている不審の調査に向かう。
彼女らがストーリーテラーとなる。
先ず黒人の奴、要らねー！何の役にも立ってないじゃん！彼ならではの活躍が何も無い。
そして地下世界に住む住民の導きで、髑髏島の娘はモスラを呼ぶ。
コングはゴジラに共闘を呼びかけ、スカーキング・シーモとのタッグマッチをリオデジャネイロで行う。
しかしシーモに腕を凍傷にされたコングを救うため人間側が尽力するのだが、もの凄い都合良くパワーアップ用のハンドパーツがたまたま地下に装備してある。イヤイヤご都合主義も限度があるだろうよ…。ワクチンを打って速攻で凍傷も治るってか。
そういう所やで、モンスターバース。
