singer

ゴジラxコング 新たなる帝国のsingerのレビュー・感想・評価

2.7
この4月は、邦画で観たい作品が近くで上映されなかったので、
「ミッション・インポッシブル」から、約10ヶ月振りに、洋画のアクション大作を観てきました。

僕は、生まれて初めて観た映画が、父親に連れられて映画館に観に行った、
「モスラvsゴジラ」だったんですよね。
だから、昔から特撮映画も好きだったし、怪獣映画も好き。

でも、この「ゴジラ×コング」のシリーズは、あんまり心に響くものが無かったなぁ。

正直、ストーリーに起伏が少なすぎて、主人公の周りの数人だけで、
この世界の大惨事が、いつの間にか収束するというのが、ちょっと大味過ぎるなぁという気がしたし、その世界観についてもリアリティに欠け過ぎていて、なんだかなぁという、そんな感じが否めなかったです。

コングを始めとする怪獣達のバトルシーンについては、物凄い迫力があったし、
とても見応えのあるものだなぁとは思ったけれど、コングやゴジラにも、謎に人格みたいなものが与えられていて、野生味に欠けていた所は、自分の求めている怪獣映画とは、ちょっと違うなぁという気がしました。

海外版のゴジラシリーズは、洋画の中でもわりと色んな作品を観てきていたけど、
どうもCGの映像に頼り過ぎているような気がして、肝心なストーリーに工夫のないものが多く感じるというのが、正直な所で、毎回結構、ガッカリしてる事が多いなぁ。

個人的には、「シン・ゴジラ」のアメリカ版というか。
もし、現実にゴジラがアメリカに出現したら、国家はどんな対応をするんだろうかと、そんな角度から描いたハリウッドの怪獣映画が観てみたいなぁと思ったりしました。
singer

singer