まぐらいだあ

ゴジラxコング 新たなる帝国のまぐらいだあのレビュー・感想・評価

3.5
エンタメ感ぶっちぎりのコング映画。

前作コングVSゴジラを含めた中で今作はいちばん怪獣バトルに重きを置いたエンタメ映画になっている。
コングもゴジラもより人間味あふれる存在になっている。
だから人間パート、コングパート、ゴジラパートと3つのパートで描写されているけど、ぜんぜん複雑になっておらず単純明快モンスター物語だから飽きずに最後まで観れる。

しかし、というかそれ以上でもそれ以下でもないから、シリーズ最高傑作とまではいかない。どちらかというと、万人受けで王道の話だから、目新しい要素が特にない。
ぶっちゃけコング中心だから内容がまるで猿の惑星みたいな話になっているから、既視感というか、怪獣映画である必要性がやや薄れる。とはいえ昭和ゴジラシリーズのようなVSと怪獣同士の交流に特化しているから、方向性としてはありだけど。

今回の黒幕怪獣も前作のメカゴジラに比べたら小物だし、それより大きい存在が出てくるが、地下世界という舞台で見ると大きさが分かりずらい。
ちゃんと地上戦があるので、安心するけど、そこでやっと怪獣の大きさがわかる始末。

正直、モンスターバースのストーリーが大きく進んだ感がないのが良くない。
今作がなくても、次回作へと繋がる要素があまりないし、髑髏島は良かったけど、もっとゴジラメインの話の方が好きだ。