「世の中には2種類の人間がいる。ゴジラで泣ける人間と、泣けない人間だ。」
どうやら自分は前者だった模様。マイナスワンほどではないけど、本作でもホロリ(ちょっとだけ)。
これはつまり大地球リベンジャーズ。壮大な縄張り争い。
東京卍会をモーションキャプチャーしたのかってくらいのヤンキームーブはもはや苦笑させにきてると思わざるを得ない。
このシリーズ初期に感じられた神秘性、荘厳さ、畏敬の念が好きだった身としては、作品を重ねるごとに擬人化され、コミカルさや微笑ましさが増していく怪獣、特にコングには複雑さを禁じ得ない。
しかしゴジラは日本には日本の、アメリカにはアメリカの描き方があるわけで、最低限のリスペクトがある限り、価値観を押し付けずに楽しみたいですね。
初期の恐ろしい姿から、だんだん子供の味方になり、コミカルになっていったのは昭和ゴジラも然りなので、それを踏襲してると思えば、これもまたリスペクトなのかも。
今後もどんどん地底の奥深く潜って、より強い敵と戦い続ける少年漫画の王道を突き進んで欲しいものです。
あるいは海底から湧き出る宇宙怪獣を倒すため、環太平洋の各国代表ロボットと共闘する道へ進むのか、、、
今作の予告編を観て以降、もう割り切ってるので何が来ても一旦受け止めます。
所用でお台場に来たついでに、初めてのScreen Xで鑑賞。
3面スクリーンで大絶景の中での巨獣アクションはもはやテーマパークのアトラクション。
むしろこの機能を活かせる作品、本作以外にあるんだろうか。割引デーなので2000円で大堪能。
