信太丸

ゴジラxコング 新たなる帝国の信太丸のレビュー・感想・評価

4.0
ある意味怪作映画

“コングサイド”
前作で地下と地上で縄張りを分け合ったゴジラとコング。コングは地下世界の更に下を見つけて潜ると、そこには全滅したはずの同種達が隠れていたが、スカーキングというボスが支配していた。
“ゴジラサイド”
ヨーロッパに現れたゴジラは怪獣を瞬殺、どうやら何かに備えてエネルギーを蓄えているようだった。
“人間サイド”
前作でコング達と世界を救ったアイリーン。最近、謎の電波を受信していたことに気づく。バーニーに協力してこれは地下世界から誰かが救難信号を送っていると解析。ジア、バーニーに加え有能変態チャンドラー達と共に発信元を突き止めるために再び地下世界へと向かうのだった。

全体の3割は台詞がないが何となく何言ってるか分かるという怪作映画。
今回も残念ながらゴジラはゲスト的な扱いなので、ファンの人達は少々不満があるかもしれません。
今回の実質主人公であるコングだが、今回はかなり人間臭い演技をしまくってくれて面白い。巨大生物も虫歯には勝てないのだ

人間サイドもかなり数を絞ったのは英断で有能な人しか出てこないのでストレスが無くて良いと思いました。治療、強化、戦闘支援まで行えるチャンドラーが有能過ぎ。

肝心のスカーキングが前作と比べてショボいのが残念ですが、違う意味で素晴らしい敵でしたね。あいつの言ってるセリフ何となく分かるくらい仕草や出で立ちが分かりやすい。

めちゃめちゃヒットしてるので、もし続編出すならゴジラサイドの敵を今度は出して欲しいですね。ガイガンとかスペースゴジラとか…

海外と日本でのゴジラの認識が改めて違うということが分かる映画でした。
信太丸

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