ゴジラxコング 新たなる帝国のJunのネタバレレビュー・内容・結末

学園のはぐれものなコングは仲間を探す道すがら舎弟スーコを迎え入れるが、グレイト・エイプたちを統べるスカーキングに目を付けられてしまったことから校内の混乱の渦に巻き込まれてしまう。厄介なことにスカーキングの傍らには弱みを握られて用心棒のように振る舞う、腕っ節の強いシーモの姿もあった。コングは学園でも最強とされるゴジラへ協力を求めるがろくに話を聞かないゴジラはこれを拒否。二人の間で壮絶な闘いが繰り広げられる…が、仲裁に入ったヒロインのモスラの力添えも有り和解。皆の力を一つに合わせて巨悪の根源スカーキングへ立ち向かう。(ヤンキー映画風解釈なあらすじ)

控えめに言って頭のおかしい脚本だったと思うけど、怪獣同士のバトルは見応え有り。ただ人間社会の街を舞台に暴れ回る怪獣たちの姿にこそカタルシスが得られると私は考えるので、比較対象の乏しい地下世界の闘いはスケール感に欠けてしまったのではないかと思う。人間たちの役回りも添え物の域を出ないのでドラマも今一つ盛り上がらない。次回作は異なる監督でまたフレッシュな怪獣映画が観たいと切に願う。