摺り脚

ゴジラxコング 新たなる帝国の摺り脚のレビュー・感想・評価

3.6
 
 「一周してアリ」というかブレずにバカでもなんでもやりすぎることで生まれた説得力。
 本編が面白いんじゃなくて、これを踏まえて周辺のガヤに乗っかるのが一番たのしい“ゴジコン祭り”。


 …


 細かいトコああだこうだと矛盾に突っ込んだところで「そもそもこれやあれや…」と、すでに見ているものは自分たちの知ってる世界とは地続きではない似て非なる世界なんだ。
 巨猿だらけの異世界シーンではスケール感もバグるし、本編前の猿の惑星の新作とゴッチャになって頭クラクラしてきた(テレパスが出てきたとき「おー、続猿…からこうもってくるか!」とガチに思ってからの「違うわw」)。
 
 アベンジャーズみたいだしワイスピみたいだし、面白そうなの全部飲み込んでそれを巨猿とオオトカゲで表現するという発明か?。
 最近70年代のチャンピオンまつりのいわゆる“いいもんゴジラ”を見返してるんだけど、どれも本気で作ってあるのが良くわかって“怪獣プロレス”という言葉は年々嫌いになってきてたんだけど、実際に怪獣にプロレスをやられたらそれはもう怪獣プロレスなんだろうね。

 それでは、ご唱和ください。

 イクゾっ!

 1!…

 2!…

 3!…

 
摺り脚

摺り脚