OASIS

ゴジラxコング 新たなる帝国のOASISのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

画面に映ってるほとんどがキングコングとゴジラという、怪獣映画そのものな作りはとても潔い。

地球の中心に巨大な空洞があって、そこは重力が反転しているという前作からの設定をさらに広げてドラマの繋がりを増やしたり、バトルにも利用したりとなかなか上手く使っていた。
そこを故郷としたキングコングと、地上を守るゴジラというモンスターバースを拡げるうえでの喧嘩しない棲み分けもなかなかいい設定だったと思う。

ただ、前作は共闘してメカゴジラを倒すというアガるシーンがあったのだが、今回の敵は大猿とそれに操られた氷を使う古代生物でありどうしてもインパクトには欠ける。
後半はまたキングコングとゴジラの共闘が見れるが、古代生物を操る道具をとったりとられたり、追いかけっこという印象が強くて、敵の大猿に手玉にとられてる感が結構イライラする。
それは最後に払拭されるのだが、イライラさせられた時間に対する解消が釣り合ってない感じ。

キングコングとゴジラの両者の格好良さという点は全く抜かりなく、ちゃんと威厳があって強くて頼りがいがある描き方がされているのでその辺はリスペクトを感じられた。
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