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ゴジラxコング 新たなる帝国のsymaxのレビュー・感想・評価

3.7
"…Welcome to My World…"

"生命は地上にしか存在しない"…それは人類の誤った認識なのであった…怪獣王ゴジラと髑髏島の巨人コングの激闘から数年が経ち、人類とタイタンが共存する世界に、新たに地下という未知なる世界が広がったのだ…

地下世界からの異常なシグナルをキャッチしたモナークは、このシグナルと同時に活動を再開したゴジラを警戒する…地下世界のコングとの再びの激突を避けるため、アイリーン博士は、シグナルの謎を解くべくジアらと共に未知なる地下世界に飛び込むとそこには…

前作より抜群に面白くなっています。

目指したのは"昭和のプロレス怪獣映画"なのでは?人類パートを減らし、怪獣同士のドツキアイを前面に押し出したのは正解…

本作鑑賞中、ずっと私の頭の中では、あの有名なセリフが回っていました…そう…アレ…


"ラドンも《そうだそうだ》と言っています"…


ひょっとすると本作は"三大怪獣 地球最大の決戦"のハリウッド版なのでは?

又は、今作は超人タッグマッチ然とした内容も相まって、ゴジラとコング両雄が並び立ち咆哮する姿に何処かキン肉マンとテリーマンの"ザ・マシンガンズ"の姿がダブってきまして…

そんな昭和な少年たちが喜びそうな画柄がコレでもかと続くという…流石、オタク監督アダム・ウィンガード…素敵です。

今作のヴィランは、かつてゴジラを敗北一本手前まで追い込んだ"スカーキング"…賛否あるみたいなんですが、強そうというよりも、小心者のくせに、セコくてズル賢く、一流の子悪党感な見た目…例えるならば、成田三樹夫的な…が私的には堪りません。

正直、本作鑑賞するつもりはありませんでしたが、なんだかんだで、デッカいスクリーン、迫力の音響で大満足の一本となったのでした。
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