正直に明け透けに言うと、人間なしで全編モンスタープロレスくらいで良かったです。
プロモーションの感じだと、コングとゴジラの共闘がメインと思います。が、蓋を開けてみるとそれはラストのちょこっとくらい。あとは人間と、コングと同じ種族っぽい猿達のいざこざ。
終盤のプロレスまでは、ひたすら耐え忍ぶ感じです。辛かった。そのため、残念ながら全体的には退屈な作品でした。
地下空間のさらに未知の地下があって〜とかもうお腹いっぱいです。モナークが何をしたいのかよくわからないし、ふざけたいのか真剣にしたいのか塩梅があまり上手ではない。
ゴジラの大暴れで多数の街が消滅して人が死んでいると思うのだけど、そこは微塵も触れないのも無理があるように思います。そしてスカーキングの奴隷の猿達は石を運んで何をやらされていたのかしら。
あと、こういう何か未知の生き物と交流したり古代文明を保持したりしている「未開の地の部族」って絶対に白人じゃないですよね。これもステレオタイプの一種というか、「未開の」「近代文明的ではない」人々はアジア系その他であるという決めつけなのかなとか思ったり。