素晴らしい!隠れた傑作。
時間が進むに連れてどんどん好きになっていくタイプの作品で、終盤が特に良くて最高潮の終わりを迎えてエンドロールへ。
エンディングで流れる小沢健二はこの作品にも、舞台である渋谷にもぴったりですごい相乗効果だった。
劇中の小ネタとか、片桐はいりの衣装とか、会話劇などなど所々がユーモラスで最高だった〜〜
川上未映子の原作も絶対に読んでみよう。
これからの人生で繰り返し観ることになる作品に出会えて感謝。
(2023.07.24)追記
原作の小説を読んでみた。短編集の中の1話で、たったの8ページだけの作品。
映画でのモトーラ世理奈にあたる人は男の人だった。何しろ8ページなので、映画のほとんどはオリジナルと言ってもいいような監督の発想だと分かった。この分量の短編からここまで話を膨らませて、素晴らしい映画に昇華させた手腕の凄さを改めて感じた。