映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコのスキゾなのネタバレレビュー・内容・結末

すみっコぐらし映画3作目。
おもちゃ工場でのドタバタを描く。
今回はしろくまがメイン…か？

劇伴の演出やキャラクターの細やかな動きは前作以上にパワーアップし、
テンションの高いシーンが多くなっていて、これまでの2作よりも飽きずに見られるつくり。

が、ゲストキャラクターが終始すみっコ達を良いように扱っておきながら癇癪を起こし、
彼らの好意にただ甘えるだけで終わるストーリーはかなり疑問点がある。
そして今回はパニックものアクション要素が増えているものの、正直言えばすみっコぐらしに求めているそれでは無い。

しろくまがメインに置かれてるが、過去回想に多少ゲストキャラが絡むとはいえ、いうほど見せ場があるわけじゃないのは残念。また工場を見つけるきっかけとなったアイテムが未回収のまま終わるのはもやもやする。

感動的なシーンはしっかりとツボを抑えているものの、斬新さを求めた結果過去作の良さが消えてしまったように思える。とはいえ全体の完成度は悪くなかった。
いのっちのナレーションが消えたのには大人の事情を感じざるを得ないが、もともとナレーションが二人いたのが謎だったのでそんなに問題はなかった。