このレビューはネタバレを含みます
毎回たのしみなすみっコぐらしの劇場版 休日昼のキッズ勢揃いの時間帯に行くに限る
前評判でホラーテイストと聞きかじりつつ大人の誇張だと思ってたけどぬいぐるみの暴走・歯車が狂い出す工場・展開自体もヘビーめな分量でかなり怖くて(とはいえ泣く子はいなかったけど)今回はそんなに好みじゃないし期待してるものとは違うかも…と思いながら観てた
とはいえすみっコぐらしのキャラ設定は天才的でナレーションの距離感が素晴らしい(〇〇だね、って語り口)永遠に見れるし応援できちゃう
マスコットキャラクターと労働ってちいかわ然り最近のトレンドというか大人ファンはもちろん実は子どもにも受けが良いモチーフだと思ってるけど、工場でのすみっコ達の労働の絶妙なファンタジー度合と根本的に無機質なリアリティ、前衛的だなと思った…若干たのしそうではあるし工場を遊園地っぽく見せるのも良いなと思ったけど、｢こんぽう｣｢けんぴん｣を担当させられるキャラとか生産数のノルマとかかなり世知辛い そしてそれが今っぽさでもある…
とかおもいながら見てたらクライマックスで
｢古くなっても 役にたたなくても すてないよ だいじだから｣でめちゃくちゃめちゃくちゃ泣いちゃった 自分のがんばってきたことなんか今何も意味ないまま消えていくように思っちゃうけどやっぱり子ども向けコンテンツが大好きだ………ッッ
最後に向けてどんどん壮大になっていく音楽とか暖かくなってくる画面とか救済のあるエンドロールとか、そうだこれがすみっコぐらしの映画だ～～！！！って大満足できた
永遠につづいてほしい
