寝るのだいじ

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコの寝るのだいじのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

おもちゃ工場の工場長に雇われたすみっコ達は、仲良く無賃労働を楽しむも、実は工場長はぬいぐるみで、おもちゃの需要が無くなり悲しんでいた工場自体がせめてもとすみっコ達を繋ぎ止めようとした話。

大人も泣けると聞いたので気になって観た。
すみっコ達も除け者扱いされてきたから、工場に共感してくれるのかな。
でも工場には役目があったからこそ需要と供給が発生した訳で、すみっコ達(特にとんかつやたぴおかがわかりやすい)は絶え間ない需要の中で弾かれた者なので、需要が無かった訳ではないから、違和感があった。

工場がみんなに笑顔を与えるのが目的に生きていたなら、別の形で笑顔を与える立場になるとか他にもあったはずなのに、変わらないでそのままでいていいよと言うのは、すみっコぐらしの優しさともとれる。
私は、悲しいならメソメソしてないでどうにかしろとしか思わないし、すみっコ達だって能動的に集まって寂しさを埋めていたから、すみっコ達を閉じ込めようとしたり、おもちゃを町に溢れかえさせることで乱暴に押し付けたり、他人任せな心の埋め方が後半からイライラした。