◆あらすじ◆
山登りで足をねん挫したシンディは救急車に乗せられる。しかし、彼女が乗った救急車は患者を誘拐しては殺害して臓器を売りさばくコリーとジェフリーの兄弟のものであり、彼女は兄弟のアジトに監禁されてしまう。シンディは脱出を図ろうとするが．．．。
◆感想◆
ストーリーとして救命士を名乗る兄弟が患者を殺害していくことが描かれており、その部分で最初から残忍な描写があって盛り上がりがあったのですが、その後、シンディを誘拐するも彼女だけは殺されず、ずっと監禁されていき、その謎とともにシンディが弟のジェフリーを懐柔して脱出を図るストーリーと変わるので、最初の盛り上がりからしばらく膠着しているような感覚になりました。しかし、シンディが殺されない理由が分かってからは、コリー、ジェフリー、シンディの駆け引きが楽しめるようになって良かったと思います。
映像として、残酷な描写や痛々しい描写があって観る人を選ぶ作品だと思います。しかし、シーンとしては監禁部屋からほぼ動かないので、絵的に変化が乏しく観ていて辛い部分がありました。
ラストはスッキリしました。この展開はアリです。
そこそこ面白かったと思います。おそらく低予算なのでアイデア勝負の作品ですが、飛びぬけて面白いとまではいきませんでした。
鑑賞日：2024年4月10日
鑑賞方法：Amazon Prime Video
