ちんすこう

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのちんすこうのレビュー・感想・評価

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)
3.8
普通に面白くて、最後まで飽きずに楽しむことができる、ザ・ファミリー向けの作品。

内容としては、映画ならではの特別感はないものの、前半パートではロイドさん、ヨルさん、アーニャ、ボンド、それぞれが家族を想って奮闘したり、悩んだり、笑い合ったりといった姿にほっこりして、心が温まる。
後半パートでは力の入った迫力あるアクションが展開され、わくわくが止まらない。
ロイドさんの戦闘の演出はカッコよかったし、ヨルさんはもはや1人だけ作品が違って爆笑するくらい、強すぎる。
個人的に最後の飛行機のシーンが、スターウォーズエピソードIIIの冒頭の飛行艇不時着シーンと勝手に重なり面白かった。
加えてうんちシーンの力の入れ具合がすごくて不覚にも笑ってしまった。子どもは喜ぶだろうなと思う。

キャラクターについては、それぞれの丁寧な説明も冒頭にあり、初見の人が見ても問題なし。
ロイドさん、ヨルさん、アーニャ、ボンドそれぞれの見せ場がしっかりあって、見応え、満足感も高い。
特にアーニャの顔芸やコメントには安定の面白さがあるし、可愛い。
サブキャラについても、フランキー、ユーリ、帷、ダミアンなどしっかりとキャラが立っていて良い。

そしてEDも星野源、Official髭男dismと豪華な2曲を使用しており、最後まで充実していた。

結論本作は、初めての人も、作品を大好きな人も、子供も、大人も全員が楽しめる、非常に力の入った心温まる作品だ。
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