ゆずきよ

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのゆずきよのレビュー・感想・評価

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)
4.0
今年の劇場鑑賞は最後かな。
そうすると観るものはやっぱり拘りたい。
今年はなんと言っても下の子の映画館デビューだったので、年末最後も家族で観に行く事にしました。
地方の映画館とは言え公開されたばかり。ちょうど良い4人席が取れるかなという不安はありましたが、ネット予約って凄いね。
横目で売店を見てもう一回列に並ぶのか…という券売機のストレスも無く、ポップコーンを膝に抱えながら開演を待ちます。
場内は朝一の回という事もあり半分くらいの埋まり模様。
ただいつもより倍以上の客入りです。
マリオの時より少し少ないかな。
層もカップルから家族連れから様々。
我が家の子供達もかなり楽しみにしていたみたいです。

物語は、ご存知スパイ一家がお菓子作りのために旅行に行き、なんやかんやと騒動に巻き込まれるお話です。
知っている人は多いと思いますが、この家族は偽装結婚で夫はスパイ、妻は暗殺者、娘はエスパーで飼い犬は未来予知という漫画原作の劇場版です。
もし全くの知識が無い方が観たとしても冒頭できちんとこの辺を説明してくれるのでご安心下さい。
オープニング映像の台詞無し演出でも絵が楽しい。
基本的にはアクションコメディなので随所に子供が好きな笑い所が多くあり、劇場内は子供の笑い声と親の小声で注意する声が時折聞こえてきていました。
私も子連れなので一切気になりませんでしたが、その辺は心構えしていった方が良いかも知れません。
気になる方はレイトショーなど子供が少ない時間帯をオススメします。
前半はコメディ主体、後半はアクションが主体の構成です。
鑑賞中は中村倫也、賀来賢人の2人組は良くある感じでお笑い芸人が声優してるのかと思っていました。
ちなみに偶然にもゲスト出演していた中村倫也は今日が誕生日らしいですよ。
列車でのシーンから舞台が雪の降る街に変わってヤバめの軍人が出て来ます。
その前に泣いてるボンド可愛い。
当然の様にトラブルに巻き込まれに行くアーニャ。
中盤でトイレのシーンが差し込まれますが別アニメーションです。
何でここでこんなに気合い入れたん?ってのもあって笑わせて頂きました。
子供っぽい下ネタが苦手な方はあんまりかも。
会場もかなり暖まった空気感で終盤へ。
ネタバレになってしまうのでこの辺のシーンはあまり語れませんが、劇場版らしい派手なアクションや映像は多めです。
少し強引ですが伏線回収もして終幕。ハドソン川の奇跡をちょっとだけ思い出しました。
ラストは安定のボンドエンド。
エンドロール 後に特典映像有ります。
あっ劇場特典で設定資料の小冊子が貰えるのですが、観た人向けのクイズがあって子供向けの映画はみんな真似したら良いのにって言うくらい良いと思いました。

若干の物足りなさはあるものの今年の劇場鑑賞締めくくりに家族みんなで観るには最高でした。
家族揃って食事が出来る時はテレビで録画したアニメを観ることが多いので、そう言った意味でも思い出深い作品。
何より平和な気持ちで劇場を出る事が出来ました。
今日は家族揃ってM-1になりますが(関係無いですが令和ロマン、ヤーレンズ推してます)来年もまた色んな映画を子供達にも観せてあげたいな。
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