このレビューはネタバレを含みます
誰も6で完結するとは，ましてや興行収入的にも大成功を本作は収めたんだから，思っていませんよね．こんばんわ．三遊亭呼延灼です．
舞台がウッズボローからNYに移ったり，シドニー・プレスコットが登場しなかったり，ヘイデン・パネッティーアが再登板したり，色々周辺の情報が喧しかった本作でありますが，蓋を開けてみれば集大成的意味合いが強くて，いつものスクリームで安心いたしました．
スクリームといえばアバンの女性殺害ですが，本作ではサマラ・ウィーヴィングが犠牲者に・・・そしてまさかの展開．本気度がうかがえるアバンでテンション上がります．
それはそれで結構な事なんですが，さすがにNYであれだけ派手に暴れまくって，厳戒態勢しかれない・・・というかカーペンター姉妹に護衛が付かないのは，一周回って不自然でしょうに．
不自然といえば前述したように，ヘイデンの外の人カーヴィ・リードの復帰です．しかも大人になってFBI捜査官ですって．個人的にはヘイデンの活動には1ミリも共感するところはございませんが，スクリーム史上トップレベルで好きなキャラであるカーヴィが戻ってくるのは嬉しいはずなんですが，死んでとても残念という感情を返してほしいぞっと思ったら素直には喜べませんでした．今更感もございますしお寿司．というか考えてみりゃ，本作の特徴でもある殺りもらしの象徴だったって事なんでしょうか．
で，7製作の可能性・・・というか相当に高い確率で製作されるでしょうけど，一番ネックになるのはジェナ・オルテガのスケジュールでしょうか．現在売れっ子中の売れっ子で，しかもネトフリのウェンズデーはS2の製作も決定しているようですし，彼女のスケジュール調整が一番難しいと思われます．
ウェンズデーといえば，ネットフリックス．作中ゲイルが「今はTVシリーズが主流よ」って言ってましたが，ネトフリ版スクリームはS2で打ち切られている事だけは明記しておきたいと存じます．
なお，本作をDVDスルーとした関係者一同には，ゴーストフェイス形の痣が出る呪いをかけておきました．ったくよー．
