はい出ました、ミア・ゴス嬢。
A24スタジオの傑作ホラー『X』と前日譚『パール』の怪演は、まだ記憶に新しい。
ミア・ゴスといえば、現代のホラーの女王として君臨する女優といって間違いないだろう。
彼女の顔がスクリーンに出てくるだけで、その存在感は半端ない…というか怖い(笑)
今作では金髪&眉無しという、日本でいうところの『田舎のヤンキー姉ちゃん』風な姿で登場。
そして今作でも期待を裏切らないキレキレモード全開でファンを喜ばせてくれる。
ブランドン・クローネンバーグ監督といえば、SFホラー『ポゼッサー』が有名だが本作は微妙だった。
前作と比べると、やや物足りなさが残ったのが正直なところ。
個人的には『ポゼッサー』のほうが引き込まれた。
劇中、やや過激で長めなベッドシーンがあるので苦手な人は要注意かも。
それ以外は、ストーリーはわかりやすいし、ミア・ゴス演じるガビのビッチぶりがマジでムカつくけど、どんどん顔色が悪くなる一方のアレクサンダー・スカルスガルドの演技は良かった。
エログロの極みのような映画なので、そういう内容が苦手な人にはオススメしません。