観光客が旅行先の失態をカネで解決する!!…って作品だけど、どこからが幻覚で現実なのかとかすごく変な映画でした。この曖昧な感じを楽しめるかが分かれ目だと思うだけに、勧めやすくはない。でも、俺は結構好き。
前作の『ポゼッサー』から映像の使い方があんまり変わらん気もするけど、ある種の個性を持ったようにも思う。
『免罪符』や『残機』を買う感じがなんか面白いなと思いつつ、もう少しブラックコメディ的にしたら個人的にハマったかな。
追記
そういえば今作は「父への苦悩」みたいなのをかなり感じた。作中では「義父の力を借りてる」みたいな感じの描写があって、ブランドンも一作目でコケたりしてるから自分のことなのかも…と。本人も一作目のこと話されてハシゴ外されたと思うと、なんか同情するというか、天才の苦悩的なものを感じたり。