うどん

インフィニティ・プールのうどんのレビュー・感想・評価

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
3.5
最初はポスターのグロテスクさに観る予定はなかったものの、やはり予告映像がおもしろそうで鑑賞。

主演のアレクサンダー・スカルスガルドさんはスカルスガルド家の長男ということでお初にお目にかかります。
立て続けにお父さん、次男と観てたので親近感。スカルスガルド4兄弟かと思ったら6兄妹だったとは…!そのうちの4兄弟は俳優。JW4でおなじみのビルは四男。
お父さんが188cm、四男は192cm、長男は194cm、次男は192cmの高身長一家ですね!!

【ここからネタバレ】
とにかく、アレクサンダーさんもモデルみたいにすっごくかっこいいのにちょっと鬱屈してる売れない作家役。スランプを脱するため、妻とリゾート島にやってきたが…という始まり。

人を轢いてしまって主人公夫妻はちゃんと警察に…と言ってるのにファン夫妻はやたら冷静で違和感。
「お金さえ払えば、自分のクローン造って死刑に処せるよ」
という倫理観のかけらもないリゾート島の超法規的エスケープ。クローン製造も処刑もリアルだし、かなり凄惨…。

序盤はあり得ない設定にハラハラさせられ、中盤以降はクローンをからめた富豪達の悪趣味極まりない悪ふざけのオンパレード。観ていて気持ちのいいものではないですね。
本人に無断でクローン造って、いたぶらせるって常軌を逸してる。人間のやることじゃない。

とにかく、ミア・ゴス演じるクレイジー女がぶっ飛んでてこわい。そういえば、最初に観たのが「X」でめちゃくちゃしんどかったんだけど彼女の出演作の作風って…と思ったりして。

だんだん、現実にいるのが実はクローンなんじゃないかとこっちも疑心暗鬼になってくる。
終盤の犬になっちゃったのも絶句。
アレクサンダーさん、とにかく体をはりすぎです…!!!汚れ役を厭わなすぎです!!!

ラストはなんとかリゾート島脱したんだよね…?大丈夫なんだよね?という気持ちにさせて終幕。
観る人を選ぶ作品なのでいわゆるエレグロに耐性がある人、体当たり演技が見たい人におすすめします。
(私は途中で目をつぶりました)
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