売れない作家のジェームズは、資産家の娘で妻のエムと、高級リゾートのリ・トルカ島に来ていた。
島で退屈そうに過ごすジェームズであったが、ある日彼の作品のファンだというガビに声をかけられたことを切っ掛けに、夫婦同士でリゾートの敷地外へドライブに出る。
しかしその帰り道で、ジェームズは車で現地の人間を轢き殺してしまい、エムと共に警察に連れて行かれるのだが、殺人は即死刑というその国のルールを回避するために、大金を積めば特殊な身代わり制度を使えると勧められ・・・。
鬼才デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグ監督作品。
しっかり親の影響を受けたボディ・ホラーを生み出す息子。
本作ももれなくその手のジャンルなので、苦手な人には、つまりは私には無理ゲー（笑）
精神世界を描写する弄りまくった映像とか、不快感煽りまくりのグロ演出とか、倫理観そっちのけのストーリーとか、かなりの苦痛でありました。
ジェームズを演じるアレクサンダー・スカルスガルドが、クソ観光客グループに弄ばれる様を楽しむのか、はたまたガビを演じるミア・ゴスのこちらの感情を逆撫でするような金切り声を堪能するか、前述したように苦痛を伴いながらも、この2人の演技に引っ張られたのは間違いないですね。
苦手なジャンルなので、2度観ることはないでしょうけど。
