前情報は<息子クローネンバーグが撮る>のと<ミア・ゴスが出演>というだけで鑑賞。結論今作からちゃんとブランドン・クローネンバーグ、と呼ばせていただきます！めっちゃ好きな監督になった！
海外旅行エログロ酷い目にあっちゃうだけの映画かと思いきや『ポゼッサー』みたく自分と世界(他者)の境界線を曖昧にしてくる、アイデンティティ崩壊みたいな領域まで突っ込んでくる作品でした。ゴア描写や損壊描写も綺麗めに纏まってたけど良かったし、ドラッグ/トリップ描写も観てて退屈しない感じで良かったです。ラストもダウナーな感じで後味効いてくるのも◎ 父の影響を受けていないわけではないけどブランドン自身の作家性が詰まったオリジナリティある(場所も設定も架空のを考えてあれはすごい)作品でしたな〜
あとミア・ゴスはもうこの手の映画に欠かせないしハズレまじでないですね、何がヤバいって声がヤバいよ、声。作品を食ってしまうほどではないのにきちんとカタルシスの一翼を担う存在になってるし。『ノースマン』でバッキバキだったスカルスガルドさんが終始困った顔してふにゃっとしてたのもおもしろかったな笑 『ベスト乳飲みシーン〜選』(なんやそれは)とかあったら絶対入ってくるよねあれ笑
マスク造形めっちゃかっこよかった、、入場者特典ほしかったなあ、、、あと音楽Tim Heckerなん観てから気づきました。かっこいいしど真ん中な劇伴でずっと聴いてられますね〜
