Ki64

インフィニティ・プールのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画からでしか得られないような気持ち悪さと不快感を久々に満足いくまで摂取できた。そんな感じでした。

ジャンルの一つ『SF』が一か八かどっちに転ぶか賭けだったけど、良い感じに機能してくれてた。

この監督ならではの気持ち悪さをエログロを絡めてうまく魅せてきますね。
流石ビデオドロームの息子ポゼッサーくん。

…この親子、じわじわくるんだよなぁ。
『父親から変態性を受け継いだ』ってのが、じわじわくる。そこかよ!みたいな

幼少期、
『パパーみてみてー』
「おぉーすげー気持ち悪いなー流石我が息子」
『えへへー』

みたいな英才教育があったかと思うと。
でも、だからこそ常人には到底思いつきもしないような発想で映像を生み出すことができて、それを見せてもらえるだけで感謝感謝です。

ジャケットもシンプルなのに気持ち悪い。紫のプールってのもそうだけど、多分首の角度もかな。

117分間、途切れることなく緊張感と先が気になる引きを持続させた構成も見事で、劇場で観て良かったと思えた1本でした。
気持ち悪いの大好き!って人にオススメ。
この監督特有の表現がクセになりそうで、今後も注目していきたいと思いました。


以下、コメントでネタバレ感想を置いときます
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