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サバイブ 極限死闘のはのレビュー・感想・評価

サバイブ 極限死闘(2022年製作の映画)
2.0
自殺志願者が飛行機事故で雪山サバイブ

テーマ自体は面白そうだが、登場人物達の行動や場面描写があまりにも適当。
サバイバルパートが始まってすぐに、これは馬鹿映画なんだと悟らされる。

YouTubeで遭難の事例を紹介する動画とかよくみてるけど、遭難からの生還の可否っていかに不正解を選ばないかにかかってると思うんですよね。
遭難からの生還て、不正解を選べば即終了って状況で、わずかに残された正解を積み上げてやっと掴めるものって印象。
でもこの主人公たちの選択って全部間違ってるとしか思えない。

墜落現場という、救助隊が真っ先に捜索するだろう場所からすぐに移動した意味はなんなんだろう。
なにはなくとも一刻も早く移動せねばならん! ってテンションで。
飛行機の残骸は人間よりはるかに見つけやすく、大破していても周辺には物資が残っている可能性も高く、雪を凌げるトイレ個室もある状況で即山を降りる選択になるのが謎すぎる。
とりあえず川を目指すって、山で迷った際やってはいけない行動ナンバーワンみたいな事するし。
山を舐めてるってよりもう喧嘩売ってますよね。

あと顔出しすぎ。
服軽装すぎ。
マイナス30度設定なのに、途中男の方とか暑そうに帽子あげてデコ出してるし。
まじめにやれよ。
こういう映画撮るなら、一度でもいいのでマイナス30度を体験してからやって欲しい。
シャツ一枚で歩き回るとか、今の10度くらいの気温でも数分が精々だと思うんだけど。
でも昔いた冬でも半袖半ズボン小学生ならマイナス30度でも我慢できるんだろうか?


以下ネタバレあり










と、思ってたんだけど主人公20メートルくらいなら飛び降りても平気だし、転びさえしなければ山の斜面でオオカミから走って逃げ切る脅威の脚力だし、そのオオカミを素手で握ったガラス片一枚で処分するし、勿論手には切り傷一つつかないアンブレイカブルだし、雪山から歩いて下るくらい大した事じゃなかったのかも知れない。
雪山に喧嘩を打って正面から殴り倒したみたいな話。
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