昨年から話題になっていたこの映画、やっと観ました。
幼児誘拐、小児性倒錯者というとてもシリアスな内容の映画で、最初の1時間は辛く、精神的にも相当参る展開。
ポーランドで誘拐された幼女がロシアに売られ、そしてイギリスに売られ、最終的にタイに売られる。
このようなことが事実であるかどうかはわかりませんが、相当にシビアです。
一人の勇敢なポーランドの警官が、誘拐された幼女の母親に「あなたのせい」と叱責されたことから、ロシアへ、イギリスへ、そしてタイへと渡り幼女を追いかける。
幼女は少女へ、そして女性へと成長しながら、裕福な奴らの性奴隷のしてのモノとして扱われゆく。その人生をカメラが追う。
ポーランドの警官も自身が徐々に倒錯していくのを警戒しながら、とことん追い求める。もう職責というより、なんだろう、執念。命がけの執念。
シリアスなドキュメンタリー的な展開に、ちょっと辛いなと思いながらも観進めるうちに、少しずつエンタメ要素が増え、最終的には「ブルース・ウィリスか!」と突っ込みたくなるような展開に笑
いろいろ考えさせられた映画です。
面白い。2時間ちょっとあっという間の作品でした。
おすすめします。